自分のルーツを巡る事を目的に自転車で旅に出た。
金銭は持たずに特技の三線で路上ライブを行ない、そこで得たカンパだけで旅を続けた。ひたすらペダルをこぎ続ける移動中には何度も自分らしさとは何なのか自問自答を繰り返す一か月の旅だった。当時、若干二十歳の自分にとっては道中で出会う人との触れ合いが何よりも新鮮で刺激になった。世の中にたくさんの色があるように人にはそれぞれの暮らしがあることを知った。その時は助けられてばかりだったが次はしっかり人の支えになりたい。これからも素敵な出会いを求めて、旅をするように気持ちを高揚させている。